不動産価格とコロナの影響について | オーナー向けコラム | 三鷹エリアの賃貸管理ならさくらハウジング

不動産価格とコロナの影響について2022.4.24

TOPページ >
オーナーコラム一覧 >
不動産価格とコロナの影響について

コロナによって、ひとの動き方が変わりました。飲食店は大きな影響を受けましたし、Amazonや楽天などの通販は売り上げを伸ばしています。
不動産業界はコロナが発生する前は、オリンピック特需が終わると不動産価格は下がるという見方の人が多かったように思いますが、コロナによる緊急事態宣言発令により人の動きが止まり、賃貸・売買ともにさらに悪化するのではないかと、一時予想されました。これまで、感染症の発生によりここまで影響を受けた時世を誰も知らなかったからです。

しかし、現場では悪化するどころか、販売の現場では、1割2割強気の価格でも飛ぶように売れていき在庫が全く無くなっていきましたし、賃貸不動産では、単身者向けのコンパクトなワンルームは、学生は上京しなくなり、社会人もリモートワークにより郊外への移住が進んだことにより、空室が増えていったものの、ファミリー需要は、在宅時間が増え、在宅ワークのための「もう一部屋需要」により、賃貸の現場では、築浅で条件の良い部屋をSUUMOなどのポータルサイトに広告を出すと、内見出来ない退去前の部屋にもかかわらず、次々と申込が入ってきていました。



しかし、コロナ3年目となりコロナが日常となってしまった。新規感染者も高止まりしているけれども当初のような緊張感はなく、身近な人が感染しても驚かなくなった。そして蔓延防止期間も終わり人々は、国内や海外旅行に出かけていくようになり、外食をすることも躊躇わなくなりました。

週末は、家から出られなく何もすることが無かったために、新しい環境に対応するためにと、家探しをしていた人たちがこれからは、今まで我慢していたことを開放するかのようにお金を使う場所を変えてくるようになったのです。
住宅に対する需要は、モチベーションによるものが大きい、一度冷めてしまった住宅需要は、再度大きなきっかけとなるイベント等が無いと簡単には戻ってはこないものです。



これからも、慢性化したコロナとの付き合いは続きそうですが、土地の価格や賃料は、コロナ前より確実に高くなっています。そしてウクライナ情勢や円安の進行により、建築資材も高くなり建築費が上がっています。
今後高くなった不動産価格に、これまでのようにはお客様がついてこれなくなる事となることも考えられます。これからは価格だけではない、しっかりとした提案で不動産の商品力を高めて、コロナによりさらに進んだ、不動産テック(IT技術を不動産分野に応用した新しい技術やサービス)により、お客様にアピールできるようにならなければならない、いま一度不動産の基本に帰らなければならないときではないでしょうか。

わたしたちも気持ちを引き締めて、日々の変化に対応できる不動産会社とならなければなりません。いつも私が心がけている事は、3日先、3週間先、3か月先、3年先を見て仕事をするということ、そして今日の結果は3日前、3週間前、3か月前、3年前の取り組みの結果だということです。30年先もお客様に愛される会社であり続けるために。




※当記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。当記事は当社が各種の情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。弊社では具体的な税額の計算、および、税務申告書類作成にかかる相談業務はおこなっておりません。個別の取り扱いについては、税理士等の専門家、または所轄の税務署にご確認ください。

配信中のコラム

有限会社さくらハウジング
〒180-0013 東京都武蔵野市西久保1-5-8
宅地建物取引業 東京都知事(4)85941号
tel 0422-50-0115
fax 0422-55-3410

シャーメゾンはこちら ご入居者様専用ページはこちら
CONTACTお問い合わせ
賃貸管理に関するお困りごと、是非ご相談ください。